JEREMY CHEOK | シンガポール
「フィアレス」なシェフ
シンガポールおよびベトナムに複数のレストランをオープン、日々「味」を探求するJeremy Cheok。将来がなかば約束されていた品質管理士としての道を辞し、飲食業界にその第一足を踏み入れた。そんな彼の味のルーツは、「おばあちゃんの味」。そ料理に関する様々な活動に興味を持つ彼は現在、廃棄食材を減らす「フードレスキュー」活動にも積極的に参加しているという。経営するレストランの一軒は、ミシュランのビブ・グルマン受賞。
こうじょう雅之 | 京都
武人画アーティスト
安定した運転手としての職を捨て去り、「武人画への情熱」を追い求める道を選んだ、こうじょう雅之。一心不乱にオリジナルな画法を追求する彼の姿は、さながら武人のよう。伝統的な水墨画の技法と漫画とを組み合わることで、日本古来の芸術様式の見方を変えてみせた。彼いわく、「子どもたちにも社会の期待に流されることなく、自らの運命を全うしてほしい」。
MIZPAM | 宮崎
「疑う」ストリートアーティスト
「ストリートアート」を生業にするのは、女性にとっては勇気のいることかも知れない。だがMIZPAMに迷いはなかった。エキセントリック、色彩あふれる彼女のペイントは、カルチャーを問わず、はたまたアートに関心のない層からも高い評価を得ている。彼女は、自身のユニークな経験とそれに裏打ちされた作品の数々が、世の人々の「夢を追うことへのインスピレーション」になればと信じている。彼女はまた、やもすれば、「男性社会」だと捉えられがちなストリートアートのカテゴリーにおいて、彼女の存在が、多様性をもたらすきっかけとなることを願っている。